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新・ものづくり補助金の概要


中小企業庁から「新・ものづくり補助金」の概要が発表されました。

 

生産性向上や持続的な賃上げを要件として省力化に必要な設備投資等が補助されます。

 

 

対象要件、申請手続など

 

令和6年度に2回程度、公募が実施されるようです。

 

STEP1.対象要件

省力化のための設備投資・システム構築を行い、かつ、以下の基本要件等

 

①付加価値額 年平均成長率 3% 増加

②給与支給総額 年平均成長率 1.5% 増加

③事業場内最低賃金 地域別最低賃金 +30 円以上

 

を目指す事業計画(3~5年)に取り組む必要があります。

 

「持続的な賃上げ」ができる体力が求められます。

 

 

STEP2.申請手続き

今後、公表される「公募要領」にて、補助対象者、申請要件、対象経費、スケジュール等の詳細について確認することができます。

 

事業計画書を作成し、その他提出資料とともに申請します。

 

電子申請システムにより申請を行いますが、事前にGビズID(アカウント)の取得が必要です。ID取得には一定の期間を要しますので、早めに手続きをしておいたほうが無難です。

 

 

STEP3.事業実施、フォローアップ

事業計画を申請すると、事業計画審査で交付候補者が決定(所謂「採択」のことです)されます。その後、交付申請(必要経費の申請のことです)を行い、交付決定を受けると、事業を実施(設備等を発注)することができます。

 

補助金は、実績報告書を提出した後に支払われます。「後払い」ですので、発注~補助金支払までの「つなぎ資金」が必要になります。


事前準備から事業終了までの流れ

 

実績報告の期限は令和6年12月10日とされました。従来と比べて、極めて短くなりましたので、注意が必要です。

 

補助事業開始(設備の発注等)は交付申請・決定後に行う必要があります。令和5年12月中に公募開始、令和2年2月に公募締切、4月に交付候補者決定になり、直ちに交付申請を行っても交付決定は5月になります。6月に発注を行い、10月に設備等が納品、11月に購入代金を支払うと、12月に実績報告を行うことができます。きわめてタイトなスケジュールです。

 

 新・ものづくり補助金では「省力化(オーダーメイド)枠」が新設されましたが、このスケジュール内で、納品まで長い時間がかかるオーダーメイドの設備投資が可能かどうか、事前によく検討しておく必要がありそうです。


支援枠・類型の概要

 

新・ものづくり補助金では、支援枠・類型が一新されました。

 

1.補助上限

補助上限は、おそらく従業員数などに応じて細かく設定されることになると思われます。

省力化(オーダーメイド)枠の補助上限が最大8,000万円となっているのが目を引きます。

 

2.補助率

小規模事業者(製造業の場合、従業員数20人以下)の場合には、いずれの支援枠でも2/3と高くなっています。

 

3.対象経費

機械装置・システム構築費が必須となっています。

 

4.その他

大幅な賃上げに取り組む事業者に対しては補助上限への上乗せ処置が講じられるようです。

また、製品・ サービス高付加価値化枠については 、厚生労働省所管の産業雇用安定助成金 産業連携人材確保等支援コースを併給できる場合があるとのことです。

 

より具体的な内容については、公募要領の公表を待って確認しましょう。


活用イメージ

 

中小企業庁のチラシには、それぞれの支援枠・類型について、活用イメージが掲載されています。

 

 

いずれも「開発」の事例です。

このような開発は、実績報告期限(令和6年12月10日)までに完了するとは思えません。

あまり参考にはならないような気がします。

 

 

 

 

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