· 

事業再構築補助金(第1回公募)の採択結果が公開されました

先週、事業再構築補助金(第1回公募)の採択結果(詳しくはこちら)が公開されました。

 

 

緊急事態宣言特別枠では、5,181件(要件を満たした申請件数4,326件)の応募があり、2,866件が採択され、採択率は55.3%でした。

 

通常枠・卒業枠・グローバルV字回復枠では、17,050件(要件を満たした申請件数14,913件)の応募があり、5,150件が採択され、採択率は30.2%でした。

 

 

日刊工業新聞 電子版(6月18日)によると、この内訳は、「通常枠」が5092件、中堅企業へと成長する中小に最大1億円を補助する「卒業枠」が45件、中堅企業対象の「通常枠」が12件、中堅で海外展開する「グローバルV字回復枠」は1件だったそうです(詳しくはこちら)。

 

また、今回採択された8016件の採択金額は、予算総額の約5分の1に当たる約2200億円だったそうです。

 

 

弊社でも申請支援をさせていただいた案件は、すべて採択となりました。

 

 

ただし、第1回公募でご相談をいただいたものの、下記の理由でご支援に至らなかった案件が数多くございました。

  1. 申請要件を満たさない。
  2. 申請要件は満たしているが、取り組む新規事業の分野がコロナ禍で縮小している。

 

1については、上記の採択結果を見ても、15%程度の申請が要件を満たさず、採択されなかったようです。

 

2に該当する案件の割合もかなり高いものでした。

 

申請要件を満たしているのですが、チャレンジする新規事業としてコロナ禍で縮小している市場を選んでいる案件が数多く見受けられました。

 

コロナ禍で主たる事業の業績が低迷しているところに、コロナ禍で縮小している市場で新規事業を始めてしまうと、さらに業績が落ち込んでしまいます。

 

 

事業再構築補助金の事業計画書の作成や申請には多大な労力がかかります。

 

申請要件を満たすかどうか、取組む新規事業分野が有望かなどについての事前チェックは極めて重要です。

 

 

現在、第2回公募の申請支援をさせていただいておりますが、ご支援をお断りした案件も数多くございました。

 

 

ただし、第3回公募以降は、この傾向が改善されることが期待されます。

 

第1回目の採択結果が公開になり、「どのような新規事業が採択されているか」が概ねわかりました。

 

今後、採択されにくい「コロナ禍で縮小している新規事業分野を対象としている案件」のご相談は少なくなると思います。

 

 

ところで、現在、ワクチン接種が進んでいます。

 

「ウィズ・コロナ」から「ポスト・コロナ」へとフェーズが移行しつつあります。

 

そのため、有望な新規事業分野も変わりつつあると思います。

 

今後、このような環境変化も重要な論点になるのではないでしょうか。